今年も大学入試センター試験(英語・国語・日本史B)を解いてみました。
英語と国語は、「文量」が多いので、解くのに、どうしても時間がかかりますが、
去年と比べると、両方とも少し簡単になっているように感じました。
英語は特に第4問から第6問の、いわゆるグラフ問題・長文問題(物語/論説)が内容的にも読みやすく、
第1問~第3問で時間をロスしなかった生徒は、得点源にできた可能性が高いと思います。
国語も昨年と比べると、論説文・小説文・古文・漢文ともに、内容的には分かりやすいものだったと思います。
個人的には漢文「杜詩詳註」が「いいお話」で、ちょっと感動しながら読んでいました。
古文「玉水物語」は、「まんが日本昔ばなし」的な内容だったので、センター試験の直前に亡くなられた、故市原悦子さんの「語り」が聞こえてくるようでした。
一方で日本史Bは…、というと、あくまでイチ歴史オタクとしての私見ですが、
「史料の内容に関する説明文A、Bの正誤を問う問題」
は日本史の問題ではなく、どちらかというと古文の範囲である!
…と強く感じています。
…でも逆に言えば、出題された史料の文章の意味をちゃんと理解できれば、
点数を取ることができる…とも言えます。
何にせよ、大学受験生にとっては、ここからの約1か月間が、
「精神的に最もタフな期間」
になるのは、間違いないです。
でも、だからこそ、「あれもこれも~」ではなく、
一つひとつの科目、単元、問題に丁寧に取り組んでほしいと思います。