じゅんぺいぶろぐ

向新ゼミでの出来事や自分自身(家族)のことなど、「面白い!」と思ったことや「伝えたい!」と思ったことを書いています。

2021年08月

*ご注意ください。今回のブログはかなりの長文となっております。
 読んで下さる方は、「気合を入れて」
 テキトーにお読みください。


今秋のTVドラマの
『恋です! ヤンキー君と白杖ガール』
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いやあ~。かなりイイですねえ。
.。゚+.(・∀・)゚+.゚

番組の宣伝を見たときは、
「あ~。はいはい。」
「いつかどこかで見たことがありそうなラブコメ系ね。」
と、内容をわかったような気になってしまって、
正直、観る気がまったくしなかったのですが、

嫁の「とりあえず1話録ってみて(観るかどうか)決めたら…」
の一言が、今から思うと「天の声」でした。


個人的には、
古き良き「少女マンガ(小説)」
を彷彿とさせるようなストーリー展開に
先週も今週も、一人で「キャッキャッ  &ワクワク  」しています。



…そういえば、
以前この「じゅんぺいブログ」で、
「中高生男子こそ、少女マンガ(小説)を読むべき!」
といったような内容を書きましたが、
(➡詳しくは「想像力って、想像しているよりも大切ですよ…」をお読みください  )


では、なぜ46歳のおじさんが「少女マンガ」を知っているのか…、


それは、
今から35年ほど前の、
小学校高学年の頃にさかのぼります。

その当時、
ぼくたち小学生男子の間では、
「週刊少年ジャンプ」
が絶大な人気を誇っていました。

その中でも、特に好きな漫画は、単行本を買って、

肉のカーテン

「キン肉マン」
北斗の拳

「北斗の拳」
男塾

「魁!男塾」

子ども部屋で勉強するふりをして、毎日のように何度も何度も繰り返し、
その単行本がヨレヨレになるくらいまで読み込みました。

…でも、

それでも、

魔が差したように、
「飽き」がくる瞬間があるんです。


そんなとき…、
ふっ…と、2歳下の妹の本棚に並んでいる
白にピンクや赤の線が入った背表紙のマンガを手にしたところから
すべては始まってしまいました。



最初は、少女漫画特有の、
顔の大きさに対して、異常に大きな目(瞳)
少女マンガ80年代

に、かなりの違和感(ありえね~。なにこの顔!…みたいな)を感じたことを覚えています。


でも、
次第に、
当時の少年マンガにはなかった
ストーリー性や人間関係の変化と、それにともなう登場人物の心情の変化に
「次どうなるんやろ…」
と、ドキドキしながら待っている自分がいることに気づきました。


それからの約10年間…、いろいろな少女マンガ・コバルト文庫を読みました。

妹が持っていた少女マンガやコバルト文庫で、
「行間を読むこと」
を徹底的に鍛えていただいた おかげで、
リアルな恋愛には縁遠かった身でしたが、
国語の、特に小説文の読解には、絶対の自信を持てるようになりました。

これは確実に自慢  になりますが、
この「特訓」のおかげで、
センター試験の国語は
2年連続(一浪しているので2回センター試験を受けてます…)

185 / 200点」(2年とも 論説文50/50点 小説文50/50点 古文35/50点 漢文50/50点)

でした。

ありがとう!少女マンガ&コバルト文庫 

向新ゼミの高3生の英語の授業は、
6月で部活動が終わっている生徒と、
8月一杯まで部活動が続く生徒とで、
曜日と時間&中身も変えて授業をしています。

ちょうど「女子のみ/男子のみ」という形で分かれたこともあり、
(僕も含めて)「男子のみ」の英語の授業は、
そんな言葉があるかどうかはわかりませんが、
「男子トーク
で盛り上がったりもします。

例えば、英語の短文精読の例文に、
Mary(メアリー)
Jill(ジル)
sophia(ソフィア)
のような女性の名前が出てくると、
(毎回ではありませんよ…)

J:「はい。じゃあ、〇〇(男子生徒A)。お前、Maryはどんな女性やと思う?」
J:「今度は△△(男子生徒B)。Jillはどうやろ?」

というように、和訳した文章から想像した容姿や性格などを言ってもらったりします。


決して「おふざけ 」ではありません。



ちゃんとした理由があります。



それは
「国語(主に小説文と古文)のため
です。


10代の多感な時期に
「少女マンガのような、いわゆる『コテコテの恋愛系』に全く触れたことのない男子
は、須(すべから)く、男女の心の機微を描いた文章が苦手だと思っているからです。






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少女アニメのお約束を全く解さない男子は、
「アンタなんか、大っっ嫌いっっ!
という、少女マンガお決まりの王道セリフを、
そのまま額面通りに
「この女の子は、主人公の男のことが大嫌いなんやな。だって『大っっ嫌いっっ!』て
言ってるし。 」
とそのまま解釈してしまう傾向が強いのです。

これでは、
共通テストの小説文や古文で「恋愛モノ」が出てしまったら…、

そうです。
ひとたまりもありません…。


幼少のみぎりより、コロコロコミックやコミックボンボン、そして少年ジャンプと並行して
2歳年下の妹の「りぼん」&「なかよし」を読みあさり、
(「ときめきトゥナイト」が大好きで、次号が待ち遠しかった記憶があります。)

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長じてからも、
吉川英治「三国志 」の合間に、
氷室冴子「なんて素敵にジャパネスク 
を夜な夜な愛読していた自分なら、少しは彼らを救えるかもしれない…。


そんな勝手な思いを胸に、男子連中に随時アドバイスしています。
彼らには、
「とにかくコバルト文庫を読め!」
と言いたいですね(笑)


先日、高校英語の授業中に、
Aくんが、
「先生…。なんか、ヘンな虫がいます!
と、少し切羽詰まったような感じで報告してきました。







(J=じゅんぺい=僕のことです)
J:「ん? ヘンな虫? 」(まさか…ヤツか?)

J:「どこ?」(もしかして ”G” なのか?)

A:「あそこの机のところっス。」

J:「え~っ 」(ゴキブリやったら、超めんどくさい…

…で、実際に彼が指し示した机に行ってみると、

確かに「虫」がいました。

…ただし「ヘンな虫」ではありません。

ただの、

かわいらしい、

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「コオロギ」でした。

あきれながらも、やさしく手の中に入れて、窓から逃がそうとすると…、


A:「 えっ! ソレ、手でつかめるんスか? 」

J:「 そりゃあ…、ただのコオロギやからねえ。」

A:「 え~っ。ゴキブリと同じようなもんじゃないッスか~ 」


いやいや、Aくんよ。
コオロギとゴキブリは、全然違うから。
(実際の分類上でも、同じ昆虫ではありますが、かなり違うみたいですよ。)
個人的にはコオロギはぴょんぴょん…と跳ぶので、バッタに近いイメージかと。


そんな会話をAくんとしていたら、
最近英語の授業に参加するようになったBさんからも
「私もコオロギ無理~!
という声が上がったので、
「これは、昆虫食の話をする、またとないチャンス!!
と思い、喜び勇んで、以下のような話をしました。

①今後、確実にやってくる人口増(地球全体で90~110億人くらいまで増えます。興味のある方は『Factfulness(ファクトフルネス)』著:ハンス・ロスリングを読んでみてください。)にともなう食糧難対策の一環として、日本も含めた世界各国で、超真剣に開発が進められていること。ちなみに日本にも「イナゴの佃煮」などの昆虫食が昔からありますね。
②宇宙食として「蚕(かいこ)」が(粉末ではあるけれど)食べられていること。

J:「君らがお母さんになって、子どもが生まれたころには『お母さん、今日のご飯なに~?』-『え~っ。コオロギラーメンとイナゴの揚げ物やで。』って普通に話してるかもしれんで

Girls:「え~っ!

というオチで、この長い脱線話を締めくくりました。

たま~にこういったことがあるから、「授業はホントに楽しいしやめられない… 」と思います。


その後、気になって検索してみたら、
今や、本当にいろんな種類の昆虫食があって、
「ここまで進んでるんや!」
とびっくりしたので、ネットで見つけた画像をいくつか上げます。

一応、上から順に
「ラーメン→うどん→せんべい→粉末パウダー」
(すべてコオロギが原材料に含まれています)
です。
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今年のお盆休みは、
ひたすら「雨
だったこともあって、
昨年以上に、
「どこにも出ないお盆休み
でした。

まあ、
もともと「コロナ&福井県緊急事態宣言中
ということもあったので、
ちゃんと、
「このお盆休みの4日間でやること
を決めてました。

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そう。
「大学受験情報雑誌、蛍雪時代を読みこむこと
です。

今年の大学受験は
「大学入学共通テスト2年目」
でもあり
「コロナ禍での2回目の大学入試」
でもあります。

共通テストに関しては、自分自身の共通テストの分析と大手予備校講師の方の分析とを比較検証。
コロナ禍に関しては、「今年は推薦合格者が多いなあ」と1年前に感じていたことが、
実際の数値として掲載されていたり…と、個人的には学びの多い時間でした。 

お盆明けから、こういった最新のデータを活用して、高校生を指導していきます。

ジェネレーションギャップ〘名〙 (generation gap) 世代の差。価値観の違いから生じる世代間の断絶。 『精選版 日本国語大辞典』より



ひたすら暑い…、

いや…、

どうしようもなく熱い夏が続いています。


最高気温36~37℃、って… 

人間の体温といい勝負ですよね。

むしろ、平熱が35℃台の方々は、この夏は、日々最高気温に負け続けている…という事実。



間もなく46歳になりなん…とする身には、ホントにかなり堪(こた)えます 


そんな酷暑のなか、
30歳以上年齢がかけ離れ、
話す話題もかけ離れ、
授業中の小ネタも「?? ?   」となって通じない…。

そんな女子中学生との間に厳然と横たわる、
「ジェネレーションギャップ」
という、あまりにも高すぎる壁が、
一瞬にして崩壊した出来事を書きます。



この出来事の主役は

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コレ、です。

英語の授業中に、どういう経緯でそういう話になったのか…、
うだるような暑さのせいで、はっきりとは覚えていませんが、

とにかく、
「今まで食べた中で、もっともマズかったカップラーメン 
というテーマで、
40代のおじさん  の意見と、
10代の少女  の意見が
完全に一致してしまったのです。

これも死語なのでしょうが、
「ハッピーアイスクリーム!
と言いたくなるような、
(勝手に)「分かり合えた!
と思えた瞬間でした。

(後日、ネット検索をしてみたら、「美味しい!毎日でも食べたい!」という意見も結構あったので、
味覚や好みは人それぞれなんだ…と思っています 


次は彼女たちに、
「今日の授業も、よく分かった!」
と思ってもらえるように頑張ります。         

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