高校1年生の授業中、

確か「助動詞」の授業をしていたときだと思います。


授業の合間の小休憩を取りながら、

ふっ…と、

彼らが4月から若狭高校に通うようになって、

通学路や通学時間、

はたまた通学方法までもが変化している生徒もいるのでは?

ということが急に気になりだしたので、

何人かの生徒に、

How do you come to school?
(どうやって学校に来てるの?)

という質問を投げかけてみました。

Aくん:「高校の近くの、お父さんの職場まで車に乗せてもらって、そこから歩きです

Bさん:「(二中生だったので)今までと同じで、自転車で行ってます

Cさん:「電車です。 でも中学校のときよりも、1本遅い電車になったから、超ラッキーです💛」

などなど…、

そのなかで、3月から塾に来てくれているDくんのことは、
まだ、あまりよく知らなかったので…、

J:「ところでDくんは自転車?

Dくん:「そうですね。

J:「多田やったらやっぱりそうやよね~。」
 「俺の母親の実家も多田なんやけどさあ、Dくんは多田のどの辺?」

Dくん:「え~っと、
グリーンランドのすぐ近くです。










・・・、J:「…あの世界最大の島の?」

クラス:(爆笑                 ) 


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(こちらが世界最大の島、グリーンランド、圧巻の景色ですね!)


そうなんです。
僕は母親の実家がある多田寺の周辺についてはよく知っていても、
それ以外の「多田」についてはほとんど知らないので、
彼の口から出てきた
「グリーンランド」
という単語に対して、
僕とDくんとの間に、
いわゆる「共通認識」
が存在していなかったのです。

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(こちらがDくんの近所にある、グリーンランド、いわゆる『野菜工場』です)

そのために、
このような「齟齬(そご)」*物事や言動が食い違ってうまく進まないこと
が起こってしまったのです。

それでも、
高校内容の、難しい英文法をやっているなかで、
みんなが「ふっ」と一息つけた、
そんな、ほっこりエピソードでした。


6月末から始まる定期考査に向けて、
前回の5月考査の反省を生かして、
一緒に準備していこう!