初夏背景③

こんにちは。
久しぶりのブログ更新になります。
向新ゼミのトップページによると、
6/14以来の更新だそうです。

さて…、
子供たちは「楽しい楽しい夏休み」目前ですが、
塾は「夏期講習の準備」で、
6月末~7月末の約1か月間は
例年バタバタ…  になります。

もちろん今年も…です。
6月末の各中学校や高校のテスト結果をもとに、
生徒ごとに夏期講習のプリントや教材を準備するのですが、
思うような点数が取れなかった生徒には
「点数が悪かった教科の答案」を見せてもらうことがあります。

そうすると、
①点数自体は良くないが、「点数を取るべき問題」で正解を出せているので、
 このまま勉強を続けていけば、自然と点数が上がっていくだろう…と期待を持てる答案。

②「点数を取るべき問題」で取れていない、明らかに事前の準備が不足している答案。
 このままでは、次も同じような失敗を繰り返すだろう…と心配になる答案。

③(おもに国語の答案に多いのですが)設問を丁寧に(正しく)捉えていない、
 いわゆるケアレスミスが多い答案。

だいたい、この3つのパターン(もちろん3つが混ざっている答案もあります)に分けられます。
①はいわゆる「成果が出るまでの、途中の段階」なので大丈夫です。
②は夏休み等の講習で学習時間を増やし理解度を向上させることで、良くなっていく生徒が多いです。
…それに対して、
③は最もやっかいなパターンの答案です。


なので、③の失敗を繰り返す生徒には、しつこいくらいに、
「国語のテストは本文の読解よりも、設問(問い)を正しく捉えることのほうがよっぽど大事!」
と伝えています。
小学生には国語の時間に、
中学生には定期テスト対策で、
さらに中3生には夏期講習の国語の時間にも…。

もう一度設問を読み直して、間違えた問題の解きなおし(多いときで4回くらい!)をしてもらっています。
そうすることで、「問いの正しい読み方」が自然と身についていく=国語の点数が安定する…
と考えているからです。




・・・、と偉そうに書いている自分自身が、
「他人の話を最後までちゃんと聞かずに失敗してしまった…。」
というお話を<後編>で皆様にご報告したいと考えております。

テスト対策や国語の時間に、
「設問を最後まできちんと読む!」
と、しつこく言われた経験がある塾生の皆さんは
「お前も一緒かいっ!」と心の中で突っ込んでやって下さい。