今回は4回に1回あるかないか…のマジメ回です。
ご理解の程、よろしくおねがい申し上げます。

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今夏もたくさんのお土産をいただきました。
ありがとうございます。
他にも、ほんとうにたくさんいただいたのですが、写真を撮る前に、
我が家の餓鬼2名    によって、すでに喰らい尽くされていました…。

さて…、タイトルの「福井県連合模試」(=県連模試)とは、
福井県の県立高校にて、年3回実施されている模試のことです。
*すべての県立高校、すべての学科で実施されているわけではありません。

中学校でも年に何回か「確認テスト」と呼ばれる模試がありました。
おそらく、ほとんどの保護者の方は、
「あ~。中学校であった、確認テストの高校版ね…。」
という感覚でおられるのでは…と思います。

すいません。
実はそうではないんです。

大きな違いは、何と言っても「出題されている問題の難易度」です。
例えば今回、若狭高校にて7月に実施された県連模試の高1英語と高2英語の問題を
実際に解いてみましたが、
高1で出題されている英語長文2題は、
1月に高3生が受験する「大学入学共通テスト(=共通テスト)」のレベルに近いものでした。
さらに、高2で出題されている英語長文2題のうち1題は、それを超えるようなレベル、
つまり「国公立大2次レベル」あるいは「難関私大レベル」に近いものでした。

ちなみに中学校で実施されている確認テストは、福井県の県立入試問題を参考に作られているので、出題されている問題のレベルも「まあ、高校受験するなら、こういったことはできておいたほうがいいよね。」と思えるものがほとんどです。

それに対し県連模試は、過去3年の問題を解いてみても、
どうやら「高めの難易度(レベル)」に設定されているようです。
若狭高校で言えば、普通科、あるいは文理探求科であっても、
英語が苦手な生徒は30点取れればいいほうだろうな…と思います。

もちろん、誰でも点数が取れる易しい模試なんて、それこそ実施する意味がないので、
県連模試の難易度が間違っているとは思いません。

「学校のテストではそれなりに取れるけど、模試だとぜんぜん点数が取れない…」
と嘆いている高校生に知ってもらいたいのは、
「決められた範囲をただ覚えるだけの勉強では県連模試では歯が立たない」と言うことです。
そして
「県連模試で歯が立たない…ということは、大学入試でも厳しい」という現実(事実)です。

その現実はあくまで「現段階での現実(事実)」でしかありません。
半年後、1年後…、それを変えていくのは「自分の強い意志」以外にありません。

高2生には夏休み前の英語の授業でも、似たような話をしましたが、
本気で英語を何とかしたい!
と思っているのであれば、
まず「単語や熟語を覚え続けること」です。
一過性ではだめです。
大事なのは続けることです。

「学校で単語テストがあるから…」
とか
「やれって言われたから…」
ではなく、
自分自身の進路のために課題以外の勉強(努力)ができるか…
を試されるのが、大学受験です。
それこそが本当の意味での「自学」ではないでしょうか。

そうは言っても、大学は行きたいけど、具体的な目標もやりたこともないし…、
という人は、「次の県連模試で偏差値を5上げる」
といったような、いわゆる「数値目標」でもいいと思います。

とにかく模試で英語の点数を上げたいのであれば、
何を差し置いても、まず「単語力を身につけること」です。
その地道な努力の継続こそが、英語の成績向上への最短ルートです。