じゅんぺいぶろぐ

向新ゼミでの出来事や自分自身(家族)のことなど、「面白い!」と思ったことや「伝えたい!」と思ったことを書いています。

2023年11月

先日(11/8-Wed)
中1英語の授業中…。

ホワイトボードに書いた問題(英作文)の答えを言ってもらうために、
いつものように
J:「じゃあ、Aさん。」
と言って、ある生徒を当てようとしたときに、
間違えて、彼女のお姉さんの名前を言いそうになりました。

姉妹で最初の音が同じなので、
大変、危ないところでした…。

・・・という話を、すぐにその場でしたら、
Aさん:「パパもよく(私とお姉ちゃんの名前を)間違える…。
との言葉が・・・。

*Aさんのパパは中学校の同級生でよく遊んだ仲なので、僕はすぐさまフォロー。


さらに、これ以上、同級生が娘に非難(批判)されるのを防ぐために、
他の生徒にもこの話題を振ってみると…、

兄弟姉妹がいる生徒は、
やはりもれなく
「親による言い間違い」
の被害にあっているようでした。



しかし!
子どもたちには大変申し訳ないが、
親の立場からすると、
「こればかりはどうしようもない
といったところだと思います。

名前が似ていようが、似ていなかろうが、
(似たような名前であればあるほど、間違える確率は、さらに倍増する気がします…。)

男の子と女の子の兄妹(姉弟)であろうが、
(ウチは【男(兄)ー女(妹)】ですが、僕は頻繁に言い間違えています。)

それが人間とペットであろうが、
(ぼくの弟が中学生のころ、その当時飼っていた猫(♂とむ)と間違えられ、父親に
とむ!』と怒られたことがあり、本気で逆ギレした…ということがあったそうです。)


ですので、中1生たちには、
J:「かくかくしかじか…。それはね、本当にどうしようもないことなんだよ。君らも親になればわかるから…。 」

全塾生の保護者の立場を守るためにも、親の立場から、非常に苦しい弁明していると、

Bさん:「ウチのお母さんは全部言います。」

J:「・・・? ん・・・?  全部って、何を?」

Bさん:「〇〇、△△、▢▢って。 私らの名前を全部言います。」
*注釈:詳しく聞いてみると、Bさんは3人兄弟なのですが、お母さんは(もちろん毎回ではないと思いますが)誰に言うはずだったかを悩んだ時には、とりあえず子供たちの名前を先に全部言うらしいのです。


  
僕にとっては「目からうろこ」的発想です。
確かに、最初から全員の名前を言ってしまえば、
「子どもの名前を言い間違えたことにはならない」



・何て素晴らしい方法なんだろう・・・。
さっそく実践してみます。 

2023年10月26日夕刻
実家の父親が飼っていた犬(♂推定8歳)
が死にました。

昔、保健所に連れていかれそうになっていたところを、
「殺すくらいなら引き取るわ」
と言って飼い始めた犬だったそうです。

実家にやってきた日(10/5)にちなんで
「とうご」
という名前をつけたそうです。

アメリカン・ピット・ブル・テリア(アメリカンピットブル)
Americanpitbull

と柴犬
柴犬
のミックスという
かなり珍しい組み合わせだ。
ということでしたが、
たまに父親の代わりに「とうご」を連れて散歩に行くと、
他の犬を連れていらっしゃる方から、
「かわいい~。その犬って甲斐犬ですか?」
と聞かれるほど、外見が甲斐犬にそっくりでした。

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(ネットにあった甲斐犬の写真です。毛並みが「とうご」そっくりです。)


ところが・・・、
シニア犬になっていたことも関係してか、
9月終わりに体調を崩し、徐々に歩けなくなっていった「とうご」・・・。

10/13に心配した父親が動物病院に連れていきましたが、さしたる原因がわからず…。
さらに1週間後、父親の代わりに病院に行った際には、

獣医:「アメリカンピットブルの寿命は、短いと8年くらいなので、もしかすると寿命の可能性もあります。ただ『とうごくん』は柴とのミックスなので、14,15年くらい生きるのかもしれませんが、あまりないケースなので…。」


どうかピットブルの血よりも柴犬の血が濃くあってくれ!
と、家族全員が願っていましたが・・・。


その1週間後「とうご」は亡くなりました。
父親も母親も、駆けつけた妹も、そして嫁も小学生の息子も、
あまりにも・・・
あまりにも早すぎる「とうご」の死に大号泣・・・。


あとになって小3の娘から
「なんでお父さんだけ泣いてなかったの?悲しくないの?」
と、かなりするどい突っ込みが入ったので、

J:「『とうご』が死んだことはもちろん悲しいよ。でも、人でも動物でも生まれてきたものは必ず死ぬんやから。死ぬことは別に悪いことでも、間違ってることでもなくて、普通のことやって思っているからかなあ・・・。それに『とうご』は、もし、じいちゃん(父親)に引き取られんかったら、8年も生きれんかったかもしれんやろ?・・・そう考えたら『とうご』はここで8年、みんなと一緒におれて、逆に幸せやったんとちゃうかなあ…。って思ってさ…。」

娘:「そっかあ~。だからお父さんは泣かんのかあ…。」

(いやいや、そんな冷酷無比な人間じゃなくて、あなたの見てないところで泣いてますよ!)
と思いつつも、小学生の息子も娘も「身近な家族の死」というものについて、何かしら感じるところがあったんだろうな…と思いました。
今回の「とうご」の死は、彼らにとってそういった機会になったようです。




最後に・・・。
『とうご』へ。

7年前、小浜に戻ってきて初めて会ったとき、
『とうご』の、あまりの気性の荒さと力の強さに、
「これはとんでもない暴れん坊がやってきたんやなあ…」
と思ったことを今でも覚えています。

1年前の、雪が降り積もっていた冬の日曜日。
年齢的にもシニア犬になり、
「散歩に行っても、昔ほどグイって引っ張らんようになったよ。」
と父親に言われ、
(それじゃあ…)と、
体調がすぐれなかった父親の代わりに散歩に行ったとき、
海岸通りの人魚像の前で、立ち止まったかと思うと急に
「グイっ」
とリードを引っ張った「とうご」。
そのせいで雪に足を滑らせて、見事に1回転して転んだこと。
そのとき、通りがかりのおばさんに(半笑いの表情で)
「あらら~。大丈夫~?」
と聞かれ、
「全っ然、大丈夫っす!」と強がったこと。
でも翌日から、(転んだ時に下側になった)左半身がめちゃくちゃ痛かったこと。

たまに「とうご元気か~」と言いながら、
スキンシップのつもりで軽く胸前や背中をさすると、
「もっとやれ。途中でやめるな!」と前足で何度も催促したこと。

思い出は尽きないけれど、本当に楽しい時間でした。
ありがとう。
「とうご」
また 会おう。

2019tougo



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