*今回のブログは2か月以上前に更新した、
初もの尽くしのG・Wの続きのお話です。

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当初、全く乗る予定のなかったジェットコースターに、
なぜ、並んでまで乗る羽目になってしまったのか…。

2か月以上前のことなので、思い出しながら、日記風に振り返ってみます。

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ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド ~バックドロップ~

独自のマーケティング手法を武器に、当時、
経営危機に瀕していたUSJを
V字回復へと導いた戦略家・マーケターの森岡毅さんが開発した
後ろ向きに走るジェットコースターです。

ご本人へのインタビュー記事によると…、

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2013年度を生き延びるアイデアを考えるため、

来る日も来る日もパークを
ひたすら歩き回っていた時もそうでした。

ある夜、すごく鮮やかな夢を見たんです。
それは昼間にパークで見た
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」
というジェットコースターが逆再生されている映像でした。
その瞬間、私はバッと跳ね起きて
「これだっ!」と心の中で叫びながら、
すぐさま枕元にあるノートに書き留めました。

こうして誕生したのが
後ろ向きに走るジェットコースター
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」です。

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これが「後ろ向きジェットコースター」の開発秘話だそうです。

ありがとうございます。
その夢のおかげで、今までにない経験をさせていただくことができました。




そして、マリオワールドを満喫(まんきつ)したあと、いきなり、
「やっぱり修学旅行に備えて、ジェットコースターに乗っておきたい!」
「(ジェットコースターに)乗ったことないって、やっぱり嫌や!」
と強烈に駄々をこねてくれた息子へ…。
ありがとう…。

君の小学6年生らしからぬ「駄々っ子ぶり 」がなければ、
親の権限で即、その提案を却下とし、
「後ろ向きにジェットコースターに乗る」
という、もう決して、二度と味わいたくない貴重な体験を逃してしまうところでした。

ジェットコースターの待ち時間の間に流れている注意喚起(ちゅういかんき)の映像で、
「酔いやすい体質の人は、後ろ向きコースターへのご乗車はご遠慮下さい。
というメッセージが繰り返し流れていたのを、君は覚えているでしょうか?

J:「ああやって言ってるし。やっぱりフツーの前向きのほうがいいんじゃないの?
と翻意を促しても、 
      *「ほんいをうながす」= 
一度決心したことを変えるように仕向けること

H:「前向きのに乗ってメガネが落ちると嫌やから…。」
という、わけのわからない理由で、親の意見をにべもなく却下した息子へ…。
      *「にべもなく」=
愛想がない/そっけない/冷たい様子

父は一番最初の「上り坂」で、
すでに、
「ウッ…。ちょっと気持ち悪いかも…。
と思っていました。

後ろ向き=進行方向が分からない、
というのは、本当に恐怖でした。
「おう吐  」に対する心と体の準備ができない時間が延々と続くのです。
おかげで耳元から流れてくるテイラー・スウィフトの音楽なんぞ、1ミリも聞こえませんでした。

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永遠にも思えるライドが終わったあとで君が言った、
「次は前向きのに乗りたい!!
という悪魔の一言を、父はこの先ずっと忘れることはないでしょう。

(終わり)