*今回の内容は2022年8月に更新した
【福井県連合模試のとらえ方 ~問題編~】
の続編になります。
先日、中3生に
「あのブログって、本当に先生が書いてるんすか? 」
「あの絵文字とか、先生(=おじさん)って感じがせん… 」
などと、「かなり強い疑いのまなざし」を向けられました…。
絵文字や写真も含めて、100%、
全てのブログを48歳のおじさんが書いています。
ちなみに今回は、本当に、かなりまじめな内容です。
先日、大学入学共通テストと同じ日に、若狭高校にて高校1年生&2年生対象の
「福井県連合模試(=県連模試)」が実施されました。
最近は「データで」結果が出てくるので、模試受験後、比較的早い段階で個人成績表が届きます。
これは高校1年生1月県連模試の個人成績表(一部)です。
「点数」よりも「偏差値」、
特に「全国での偏差値」が、大学進学の際の一つの目安になります。
この偏差値が「60」を越えていれば、
「実力で国公立大学に進学できる可能性が高い」
ということになります。
そして、高校2年生の11月県連模試からは、
受験科目が5教科6~7科目に増えます。
こうなると、高校1年生での偏差値よりも、
「かなり信頼できる数値」
が偏差値として出てきますし、同時に志望校判定も登場してきます。
…ただし、ここで注意しなければいけない点が2つあります。
1つ目は、
「この模試は全国で40万人以上が受験しているが、一部の超進学校や浪人生は受験していない」ということ。*時期によっては受験していることもあります。
2つ目は、
「私立大の判定に関しては、それほどあてにならない」ということ。
この2つです。
特に2つ目の私立大学については
受験科目や試験での出題内容が、
各私立大学ごと、あるいは各学部ごとに大きく異なるため、
模試の偏差値だけで単純に合格可能性を測ることはできません。
(例1)立命館大学文学部の日本史では、偏差値が同レベルの関関同立(同志社大学、関西大学、関西学院大学)の問題と比べても、かなりマニアックな問題が出題される。
→ 実際、僕が受験した年には、その当時はかなり珍しかった「女性史」が出題されました。
(例2)同志社大学の英語は、他の関関同立の英語よりも難しい。
→ 英語が苦手だったので、同志社大学の受験は最初からあきらめてました。
一方で国公立大に関しては、志望者全員が「大学入学共通テスト」というテストを受けるため、県連模試の受験者に一部の超進学校の生徒や浪人生は入っていなくても、40万人の中での順位や偏差値というものは、ある程度信頼できます。
*ちなみに2024年度の全国の国公立大学の定員総数は12万8899人なので、
上記成績表の全国の順位で8~10万位以内にいることが、「偏差値60」とともに国公立大学進学の一つの目安にもなります。
現在では「推薦での大学進学」が主流になりつつあるため、
福井県の県立高校入試のように、
「大半の生徒が一般入試を受けて進学する」
という状況は、徐々になくなりつつありますが、
だからといって「全員が推薦で行きたい大学に行ける」というわけでもありません。
もしくは推薦で合格できたからと言っても、その大学にふさわしい学力がなければ、
「推薦で入ったはいいけど、授業に全くついていけない…」という事態が起こる可能性もあります。
(実際にそうなった卒業生も何人か知っています。)
どちらにせよ、
「年3回実施される県連模試を、自分の進路選択や現状把握に生かすこと」
ここを大切にしてほしいと思います。
【福井県連合模試のとらえ方 ~問題編~】
の続編になります。
先日、中3生に
「あのブログって、本当に先生が書いてるんすか? 」
「あの絵文字とか、先生(=おじさん)って感じがせん… 」
などと、「かなり強い疑いのまなざし」を向けられました…。
絵文字や写真も含めて、100%、
全てのブログを48歳のおじさんが書いています。
ちなみに今回は、本当に、かなりまじめな内容です。
先日、大学入学共通テストと同じ日に、若狭高校にて高校1年生&2年生対象の
「福井県連合模試(=県連模試)」が実施されました。
最近は「データで」結果が出てくるので、模試受験後、比較的早い段階で個人成績表が届きます。
これは高校1年生1月県連模試の個人成績表(一部)です。
「点数」よりも「偏差値」、
特に「全国での偏差値」が、大学進学の際の一つの目安になります。
この偏差値が「60」を越えていれば、
「実力で国公立大学に進学できる可能性が高い」
ということになります。
そして、高校2年生の11月県連模試からは、
受験科目が5教科6~7科目に増えます。
こうなると、高校1年生での偏差値よりも、
「かなり信頼できる数値」
が偏差値として出てきますし、同時に志望校判定も登場してきます。
…ただし、ここで注意しなければいけない点が2つあります。
1つ目は、
「この模試は全国で40万人以上が受験しているが、一部の超進学校や浪人生は受験していない」ということ。*時期によっては受験していることもあります。
2つ目は、
「私立大の判定に関しては、それほどあてにならない」ということ。
この2つです。
特に2つ目の私立大学については
受験科目や試験での出題内容が、
各私立大学ごと、あるいは各学部ごとに大きく異なるため、
模試の偏差値だけで単純に合格可能性を測ることはできません。
(例1)立命館大学文学部の日本史では、偏差値が同レベルの関関同立(同志社大学、関西大学、関西学院大学)の問題と比べても、かなりマニアックな問題が出題される。
→ 実際、僕が受験した年には、その当時はかなり珍しかった「女性史」が出題されました。
(例2)同志社大学の英語は、他の関関同立の英語よりも難しい。
→ 英語が苦手だったので、同志社大学の受験は最初からあきらめてました。
一方で国公立大に関しては、志望者全員が「大学入学共通テスト」というテストを受けるため、県連模試の受験者に一部の超進学校の生徒や浪人生は入っていなくても、40万人の中での順位や偏差値というものは、ある程度信頼できます。
*ちなみに2024年度の全国の国公立大学の定員総数は12万8899人なので、
上記成績表の全国の順位で8~10万位以内にいることが、「偏差値60」とともに国公立大学進学の一つの目安にもなります。
現在では「推薦での大学進学」が主流になりつつあるため、
福井県の県立高校入試のように、
「大半の生徒が一般入試を受けて進学する」
という状況は、徐々になくなりつつありますが、
だからといって「全員が推薦で行きたい大学に行ける」というわけでもありません。
もしくは推薦で合格できたからと言っても、その大学にふさわしい学力がなければ、
「推薦で入ったはいいけど、授業に全くついていけない…」という事態が起こる可能性もあります。
(実際にそうなった卒業生も何人か知っています。)
どちらにせよ、
「年3回実施される県連模試を、自分の進路選択や現状把握に生かすこと」
ここを大切にしてほしいと思います。